虚弱主婦とまままの日記

慢性疲労症候群と診断された主婦と、猫のまままのあるがままの日常 ほぼ主婦業もままならない、働いても疲れてしまい続かない、大好きなお酒を飲みにもゆけず、寝てばかりいる主婦の私の家に一匹の黒猫が住み着いた。 こんな忙しい現代で寝てばかりいる一人と一匹のぐうたらの日々

腹痛で病院へ③

総合病院を出て駅まで歩いた。灼熱の暑さだったので、シャツの上に持ってきた薄手のパーカーを羽織って歩いた。

途中にBOOKOFFを見つけた。住んでる街からあまり出ないので、近所の古本屋さんは舐めるようにラインナップを見ている。違う街だと志向が違って面白い。せっかく外に出れたので、しばし涼んでゆくことにする。


くるねこの5巻が310円で売っていたので即買い。なかなか値段が下がらないから人気なんだなぁと思う。まままが来てから猫漫画というジャンルに足を踏み入れた。

今までで読んだなかでも面白かったのは、杉作さんの「猫なんて呼んでもこない。」だ。
飼い猫だが、自由に外にも出しており、それを観察した作者が描写する(想像する)猫社会が面白い。来年映画化するらしい。

今はくるねこにハマっている。やはり黒猫のからすぼんが一番好きだ。連載中の長いシリーズだからこれからも楽しみだ。


よい気分転換になり、バスでいつも行っている漢方内科へ行った。

いつもの待合室、木の床が毎回きれいに磨かれているきれいな病院だ。

すぐ診察室に通される。おそらく80代になる男性の先生に診てもらう。救急車で運ばれたこと、今朝は腹痛で総合病院に行ったこと、今週はほとんど家から出られず横になっていた事などを話す。いつもの先生は時間に追われていないから、ゆっくり耳を傾けてくれる。

手首の脈を左右触診、舌の表裏を診てもらい、漢方的問診をする。冷たい飲み物が多いか、トイレの回数、生理のことなど詳しく答える。

いつもの先生は、西洋医学の病院に行っても何もして貰えないのは不思議じゃないという。慢性疲労症候群とはまだはっきり分かっていない病気、そして漢方的にはひどく虚弱でも健康診断ではオールAの私なのだ。それで何軒も病院で相手にされずにこの病院にたどり着いたことを思い出した。

また、私の体調不良は慢性疲労症候群による不定愁訴(フテイシュウソ)だからなかなか西洋医学の病院では分からないだろうと言われた。手術が必要な病気なら漢方内科では無理だけど、いまの症状なら漢方で治しましょう、無理しなさんな、と励まされた。

今回の漢方処方は、
慢性疲労症候群の第一選択薬である、補中益気湯の夏バテバージョン、小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)

今回の胃痛に対応した胃痛甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)、真武湯(シンブトウ)

あと生理困難症で貰っている加味逍遙散(カミショウヨウサン)

腹痛で貰った漢方を飲み、食事はお粥くらいにして胃を休めた。大人しくしていたら3日くらいで痛みが収まった。救急車で運ばれても解消しなかった痛みがやっと終わり、やはり信頼できる主治医がいるのは安心だと感謝した。


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夕方に帰ってくると、久しぶりに日中ひとりで寂しかったのか、まままがソファーに座った私の横にぴったりとくっついて丸くなった。